暇を持て余した女子大生の日記

暇を持て余した女子大生のブログ。鬱のときに主に筆が進むので読むと鬱になる。

弱小歌い手をやっていた私の黒歴史について

私は新し物好きだ。なんか、とにかくやってみるという性分がある。

ディスるためには、やってみなきゃしょうがない」

なんてことを思っている。

歌い手をやっていた黒歴史を、自分の記録の意味も込めて披露したい。

 

中学生のとき、動画共有サイトに既存の歌を歌ってアップロードする、歌い手というものが流行った。イケメンや美少女のイラストの自画像で歌う彼らはきらきらしていて、当時非常に人気だった(今も人気だったら申し訳ない)。新し物好きの私は、とにかくやってみることにした。

 

まずは、簡単なものから始めた。現在はサービスを終了してしまったが、当時は「こえ部」というサービスがあって、ボタン1つで自分の歌をアップロードすることができた。友達も増えて、コラボと言って一緒に歌ったりもした。人気の人とコラボすることができたら、再生回数もコメントも増える。承認欲求が満たされて気持ちいい。

と我に返ると、再生している人もコメントしている人も皆知り合い。お互いレビュー褒め合って、なんというぬるま湯。ヌクモリティ。

そこで私は「こえ部」をきっぱりやめて、「ニコニコ動画」で歌い手になることにした。歌い手といえばニコニコ動画だ。

こえ部でできた友達にイラストを描いてもらって、音声をmixしてもらう。最初にアップロードしたのは静止画のイラストに音声をつけた、動画かどうか怪しい代物。

アップロードして少し経つと、再生回数が1になった。寝て起きると、何個かコメントがついている。褒められているものもあるし、disられているものもある。けれど、一方的にコメントしてくれている。ちょっとしたアイドル気分だ。

調子に乗って、次の動画も作る。好きな歌に可愛いイラストで、楽しくて仕方がない。しかし再生回数は増えない。三桁から出ることは結局一度もないまま飽きてしまった。その程度のクオリティだったということなのだが。

 

今振り返ると不思議な世界だと思う。知らない人同士で仕事を依頼し合って、アップロードして、知らない人にコメントされて、時には傷ついたりもした。しかも当時、私は中学生だった。

 

なんでもない黒歴史だが、こうやって書くといい経験をしたように感じる。

恥の多い人生だ。